内科医が教える病気の話~インフルエンザ・ワクチン

 今年もインフルエンザの季節が来ました。インフルエンザ・ウイルスは低温乾燥を好み、12~2月の寒さが厳しい時期はウイルスが増殖する条件が揃うため、流行もピークを迎えます。

 インフルエンザ・ウイルスは変異しやすく、流行する型が年によって変わってきます。そのためインフルエンザ・ワクチンは毎年つくりかえられています。例年、世界で流行したウイルス株からその後の日本での流行を予測し、A型2株+B型2株の4種のインフルエンザ・ウイルスに予防効果を持つ4価ワクチンが製造されます。

 インフルエンザ・ワクチンを打つことでインフルエンザ・ウイルスへの抗体ができ、症状の発現を減少させるだけでなく、感染したとしても重症化(入院など)を減少させます。その効果は約半年間持続します。ただし予防接種を受けてからすぐに効果が出始めるわけではなく、抗体ができるまでに1~3週程度の時間を要します。

 ですので、流行前までに免疫をつくりたいならば10月中~下旬に接種を、ピークに合わせるならば11月上旬~遅くとも12月前までに接種を終えるのがよいでしょう。12歳までの年齢のお子さんの場合には、インフルエンザ・ワクチンの接種が2回必要なことも考慮して、ワクチンの接種時期を決めるようにするのもポイントです。  そのため、小学生以下のお子さんなどは、10月下旬か遅くとも11月初旬までには1回目を済ませておくことをおすすめします。

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